らびっとブログ

趣味で映画、本、政治思想とか時々書きます(^^)/ ご意見はツイッター @rabit_gti まで

嘱託殺人/安楽死/優生思想とは

2020年7月23日に、医師2名が嘱託殺人(本人の自死希望による殺害)で逮捕された。当初は安楽死問題と思えたが、医師の優生思想発言など特異な事件となった。ツイートした話を整理した。 今回の事件 難病で八王子の自宅で療養中の女性が医師2名の投薬で死亡し…

パソコン通信からSNSまで

IT

2年前に某大学サークルの創立40周年企画に参加したら、連絡手段が60代から現役生まで郵送/メール/LINE/ツイッターと見事に混在したのが面白かったので色々振り返ってみたい。個人的な話からPC、通信規格、映画など混在なのはご容赦。 電子メール パソコン通…

「カメラを止めるな! スピンオフ 『ハリウッド大作戦!』」

タイトルが長いがクレジット表示通りなので仕方ない(笑) 同作(2019年)は、前作 「カメラを止めるな!」(2017年)のスピンオフドラマとしてAmeba TV配信と限定劇場公開された。これも劇場は見損ねたので今回U-NEXTで観た。未見の方も多いと思うので前作以…

映画「カメラを止めるな!」のワンカットと悪役評価

話題作「カメラを止めるな!」(2017年)は劇場で1回、テレビ録画で3回見たが、スピンオフの「ハリウッド大作戦」を観る前にとU-NEXTで見直した。公開当時はSNS時代なのにネタバレ防止がかなり守られて映画ファンのモラルも話題となった。 最初は既に評判が高ま…

映画「ダンケルク」いまいち

映画「ダンケルク」(2017年)は映画館で見損ねて、やっとU-NEXTで観た。ダンケルクは第二次世界大戦初期の重要な撤収戦だが描いた映画は珍しく、「ダークナイト」などで人間の描写に迫力あるクリストファー・ノーラン監督だからとても楽しみだった。 映画は…

「涼宮ハルヒの憂鬱」TV版の見どころ

自宅療養中の家人が海外ドラマ見たいというのでU-NEXTを契約してPS4からTVに映るようにしたら、突然「京都アニメーションのアニメが良いと聞くけど何があるの」と聞かれて「ハルヒはオタクすぎ、けいおん!もいいけど、シリアスならユーフォニアムかな」と答…

「ほしのこえ」~「天気の子」新海作品感想

新海誠監督の劇場アニメーション7作品のミニ感想です。「君の名は」と「天気の子」は劇場で見て、その後にそれ以前の作品をテレビ地上波やU-NEXTで見ました。 「ほしのこえ」(2002年、25分) 「雲のむこう、約束の場所」(2004年、91分) 「秒速5センチメートル…

「スパコン世界一」は偉いのか?

IT

日本のスーパーコンピュータ「富岳」が、スパコン性能ランキングの「TOP500」で一位となった。 しかし一応IT関係者としては「世界一高速」が単純に偉いのか疑問に思う。 日本のスパコン「富岳」、8年半ぶり世界一奪還 :日本経済新聞 性能と順位 利便性 「2位…

大阪都構想は地方自治か

2020/6/19 「大阪都構想」が府市の法定協議会で可決された。秋にも予定される2度目となる住民投票で可決されれば実現し、「大阪市」は廃止されて4つの「特別区」に再編される。これは「東京都制」(今の東京都と23区)をモデルにしている。それは地方自治な…

神社本庁離脱一覧

2020/6 金刀比羅宮(こんぴらさん)の神社本庁離脱に関連して、過去の離脱を簡単にまとめてみました。随時追加します。 (主な更新) 2020/11/18 金刀比羅宮離脱を反映 2021/3/1 東京地裁での神社本庁全面敗訴を追記 2024/3/12 京都霊山護国神社・鶴岡八幡宮…

こんぴらさん神社本庁離脱

2020/6/12 に「こんぴらさん」こと香川県の金刀比羅宮が、神社本庁を離脱するとの報道が。そこで金刀比羅宮、神社本庁、「神社本庁の色々な問題」「包括政治団体」、そして神社本庁の戦前回帰な政治主張、日本会議との違いについて、まとめてみました。 (主…

「クラウド蓮舫」どっちがおかしい?

2020/6/11の国会でマイナンバーカードのシステムトラブルに関しての蓮舫議員の「サーバーは増やすんじゃなくて、時代はもうクラウドなんですよ」との発言が話題のようだ。 (最終更新 2021/4/11 リンク追加) しかしIT業界関係者としては、この表現は普通で違…

望月三起也「ジャパッシュ」に見る独裁政治の作り方

アメリカ黒人暴動に乗じた独裁日本の対米侵攻が出てくる望月三起也の「ジャパッシュ」(1971年)は、エンタメで「独裁政治の作り方」を描いていて今読んでも面白い。子供時代に「ワイルド7」より衝撃を受けたけど、今でも魅力だ。 ・eBook電子書籍版(全2巻)の…

政治思想用語の本来の意味は?

政治関係の議論を横から見ていると、用語の意味の違いに気づかずに揉めていることが非常に多いと思う。でも用語の意味を知れば、自分の認識や世界も広がる。そこで「世間での意味」と「本来の意味」を比較して、簡単に書いてみたい。 (最終更新:2020/5/30…

検察法改正案の内容と問題点は

2020年5月8日に国会審議が開始された「検察法改正法案」が、当日夜からネットやマスコミで話題だが、その法律は実際にどう書かれているのか、何が問題視されているのか、そして何が「デマ」で「本当」なのか、なるべく簡単に事実に沿って冷静にまとめてみた…

アニメ「幼女戦記」戦争とビジネス、悪魔と人間、そして劇場版

アニメ「幼女戦記」のTV版と映画版の感想です。 「幼女戦記」(2017年、TV 12話) 「劇場版 幼女戦記」(2019年) 作品世界は 戦争とビジネス 悪魔と人間 そして劇場版は... 作品世界は 第1次世界大戦のドイツ風なので、昔なら敵役だけど東西南北と色々な戦…

「改憲」「護憲」どちらもおかしい

昔から憲法の話は関心あるが、「改憲派」も「護憲派」も変な話が多すぎると思う。憲法記念日にちょっと整理してみたい。なお特定政党の批判はしません。 一般論では憲法改正は良い事だ。改憲派は「押し付け憲法」、護憲派は「平和憲法」とか言うが、世界の大…

アニメ「響け!ユーフォニアム」1, 2期の感想

今更ながら「響け!ユーフォニアム」のTV 1, 2期と劇場版 1, 2をU-NEXT見放題(標準料金)で見たので箇条書き感想です。 作品 感じたこと 全体の感想 オマケ 作品 「響け!ユーフォニアム」(TV 1期、2015年) 「劇場版 響け!ユーフォニアム ~北宇治高校吹…

漫画「アオイホノオ」と「DAICON III オープニングアニメ」

「DAICON III OPENING ANIMATION」(1981年)の話を目当てに漫画「アオイホノオ」(1~22巻)を読んだ。伝説的な自主制作アニメーション「DAICON III OP」やその流れの「DAICON IV OP」や「電車男 OP」などを振り返りたい。 (2021/2/21 YouTube DAICON III …

大林監督は「HOUSE ハウス」が一番

大林宣彦監督が亡くなったとの報道を見て、突然だが「HOUSE ハウス」(1977年)について書きたい。大場久美子でハウスでもククレカレーではなく映画の話です念のため。 著名な作品は皆さんが沢山触れてくれると思う。 ハイライトシーンが演劇か!の「ねらわ…

アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」最終回

テレビアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(2020年1~3月、監督 山本裕介、略称 推し武道)が12話で最終回になった。 岡山の地下アイドルグループ「ChamJam」の最下位メンバー舞奈と、その熱烈ファンの女性えりぴよのすれ違いを描くコメディー。 知人…

アニメ「魔女の宅急便」豆知識

アニメ「魔女の宅急便」(1989年、監督 宮崎駿)の軽めの豆知識3点。 題名の「宅急便」 トイレシーン ラストシーン 題名の「宅急便」 「宅急便」で黒猫のジジも出るけど、クロネコヤマト(ヤマト運輸)は元々は関係ない。昔の「シスコ王子」や映画「キングコ…

アニメ「映像研には手を出すな」は盛り上がらないのがいい

NHK深夜アニメの「映像研には手を出すな」が12話で最終回を迎えた。色々な意味でエポックメイキングな作品だったと思う。 もちろん「手を出すな」は「アンタッチャブル」つまりアブナイ奴らという意味だが、ここでは「独自世界で踊ってて外から関与困難」く…

映画「ジョジョ・ラビット」に見るナチス

映画「ジョジョ・ラビット」(2019年、監督 タイカ・ワイティティ)を観た。 題名は「臆病者のジョジョ」の意味。コメディーだが主人公の少年ジョジョの心の友がヒトラーという一見あぶない映画で、アカデミー脚色賞受賞。 ヒトラーやナチスも年月経過で色々…

映画「パラサイト 半地下の家族」勘違いな批評も多い

映画「パラサイト 半地下の家族」(2019年、監督 ボン・ジュノ)を観た。劇場混んでた。 個人的には絶賛の「グエムル 漢江の怪物」の監督で、カンヌやアカデミー受賞と聞いて期待してたら、うーん普通のテレビドラマみたいな展開で演出も普通、これはハズレ…

映画「1917 命をかけた伝令」のワンカットと塹壕戦

映画「1917 命をかけた伝令」(日本公開 2020年2月、監督 サム・メンデス)良かった。お勧めです。戦争映画の形ですが、とても映画らしい映画でした。 ただ原題は単に「1917」。スピルバーグの「1941」やオーウェルの「1984」も連想する。日本人に第一次大戦…

映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が残念だった理由

前作の「この世界の片隅に」(2016年)は、本当に素晴らしい作品だった。それに約40分間を追加した新たな映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(2019年12月)を、是非見たくてやっと正月に見たが、好きな作品なだけにとても複雑だった。 前作は、映画館…

映画「アナ雪2」このシーンが凄い

映画「アナと雪の女王2」(2019年、監督 クリス・バック)の感想です。「ここが凄い」と「ここが気になった」をなるべく簡単に。軽いネタばれあり。 ここが凄い ここが気になった ここが凄い 2013年の前作「アナと雪の女王」の6年ぶりの続編で同じ監督。ディズ…

映画「アナ雪1」このシーンが凄い

映画「アナと雪の女王」1作目の「このシーンが凄い」を書いてみました。2作目は1作目のイメージを保って丁寧に良くできているけれど、やっぱり1作目の方が共感できるので、その映画的な凄さを振り返ってみました。 ミュージカルが主役 「雪だるま作ろう 」 …

映画「翔んで埼玉」さすがの配慮

映画「飛んで埼玉」は映画館で泣けたが地上波も良かった。作品上の配慮がうまい。CMが多くて流れ寸断だけどノーカットは嬉しい。しかしTV放映直前のネタばらしまくりは悪質だった。なお私は高知生まれ埼玉育ちの神奈川在住です。 徹底した配慮 埼玉ネタ まと…