らびっとブログ

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映画「特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト」はあくまで特別編

8月4日の劇場公開の翌日に二子玉川109シネマズで。簡単な感想です。

 

 

(シアター入口の液晶パネルのポスター)

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①あくまで「特別編」

良くも悪くも「つなぎ」のスペシャル版で約1時間。劇場では「ODS」(非映画コンテンツ)表記の一律1500円で「劇場版なのに映画扱いではないのか?」と戸惑ったけど、公式サイトに「中編」ともある。昼に客席7割ほど。

 

「ユーフォ」はテレビ1期・2期と、ほぼ総集編の劇場版1・2、スピンオフで映像美と情感あふれる「リズと青い鳥」があり、そして来春(2024年4月)からテレビ3期が発表済なので、シリーズ復習&事前イベント用みたいな作品だ。

 

だからシリーズを知らない人が突然見ると、「これまでのあらすじ」無しにキャラクターが最初から沢山いるわ、終盤の盛り上げ無く「Next Spring」だわ、「なにこれ」かも。

 

とはいえ各キャラ登場時に性格と名前をすぐ出すなど配慮もある(結構忘れていたので助かった)から、関心があればこれから見始めても良いと思う。

 

②それなりに良かった

(入場者プレゼントの小冊子 3種中の「偶発的再開と他愛ない会話について」表紙)

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王道な事件や勝負も無いし、「リズ」のような映像美作品でもなく、今までの劇場版のようなラスト演奏シーンすら無い(演奏の話なのに!)ので、正直1本の劇場映画としては物足りない

 

ただ主人公の久美子を中心に多数のキャラとの「らしい」日常演技はさすがの京アニだし(窓開けとかマリンバ運びとか)、今回のテーマは実はコンテスト自体ではなく「部長になって自信の無い久美子がコンテスト準備の中で自分の意外な才能に少し気づく話」だから、敢えてラスト見せ場は無い構成だったのかも、と思えるのでした(批判も多そうですが)

 

③オマケ

 

(まとめ)あくまで特別編ながら日常のさりげない成長描写は健在に思えました

 

以上です。