タイトルが長いがクレジット表示通りなので仕方ない(笑)
同作(2019年)は、前作 「カメラを止めるな!」(2017年)のスピンオフドラマとしてAmeba TV配信と限定劇場公開された。これも劇場は見損ねたので今回U-NEXTで観た。未見の方も多いと思うので前作以上にネタバレは最小限に書きたいが、ネタバレ無くすと書く事が無くなってしまうので困る。
前作のスタッフ・キャストがほぼ再結集。続編や新作というより、スポンサーのネスレ提供の前作ファン向けの同窓会的なプレゼント企画という感じだから、厳しいコメントは野暮かも。
こういうのは同じキャラやパターンを期待するファンも、新展開を期待するファンもいるのでバランスが難しいと思うけど、「全く同じじゃないか」という構成と、「でも重要なポイントがいくつか違う」の両面があり、どうにか両方クリアできたように思える。
なお前作は緻密な伏線回収の宝庫だったけど、当作は単純化して絞っている。こだわりたい人には物足りないが、メインテーマはシンプルになったのでは。「ハリウッド」がいくつかの意味を暗示している。
とはいえ、前作は見返すと再発見が楽しめたが、当作の前半のハリウッドサインは白すぎて詐欺っぽい(我ながら苦しい表現)。
最後に。前作では従来はヒロイン役(秋山ゆずき)と監督役(濱津隆之)がうまいと思っていたけど、前日に前作を見返したら実は娘役(真魚)がすごくうまい気がしてきた。そして本作を見たら確信に変わった。演技に見えない雰囲気だ。今後も期待したい。
映画「カメラを止めるな!」はワンカットと悪役が良い - らびっとブログ
(了)