らびっとブログ

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映画「すずめ〜」鈴芽が草太を好きになる描写が不足?【ネタバレあり】

すみません前回「2回目で気づいた6点」の書き忘れの7点目ですが、ちょっと気になるポイントです【ネタバレあり】。

 

⑦鈴芽が早太を好きになる描写が不足?

1回目は確かに「イケメンに一目ぼれはわかるけど、それだけでは軽薄みたいで、もう少し欲しい」と感じた。

 

でも2回目で、最初に会った時に「どこかで会った気がする」(?)のセリフと、それは幼児期に見た扉の向こう側で立っている男女、と気が付いた。つまり「イケメン一目ぼれだけではないよ」というわけだ。

 

なお子供が母親かと思った女性の隣の男性なら普通は父親と思うのでは?とも思うけれど、鈴芽の記憶には父親不在なので矛盾はない。

 

ここで妄想すると、製作者は「母が1人で育てた」話に加えて、この「謎の男性を父親ではなく恋愛対象に想って育つ」ためにも父親を消した気もするし、すると鈴芽の想いにはファザコン要素も潜在していて、安定の新海監督キモイ(誉め言葉)かも(笑

 

ところで「少し会っただけの女性を男性が命がけで守る」ならばドラマの定番なので、「女性が男性を好きになるには丁寧な心理描写が欲しい」と思ってしまうのも「男は活発な狩人だが、女は貞淑で家庭」なジェンダー認識かも(ちょっと反省

 

とはいえ鈴芽は最初から「ここぞと思えば命は惜しくない」感じの思い切りの良いキャラと思うし、劇中の恋愛描写は最低限にしたことで「想いが深まったのはあそこじゃないか」「いやこっちでは」とか観客が後で色々と想像できる映画になって良かったのでは、とも思うのでした。

 

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(映画館のIMAX用ポスターでテーマは「愛は異種間を超えられるか」←嘘)

 

PS.この画像を貼ってから「戸締り」でなく「戸締まり」と気が付きました...

 

以上です。