らびっとブログ

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上映会「動画倶楽部 第9回 日本の人形アニメーション」の感想

2025/5/31(土)の16ミリフィルム上映会(5作品@多摩図書館)の感想です。一部は動画リンク付き。(最終更新 2025/6/1)

 

 

当日配布のパンフレット

*パンフ訂正:「てんまのとらやん」の「ビデオ東京プロ」→「ビデオ東京・アニメーションによる表現の会」

 

上映作品

瓜子姫とあまのじゃく

www.youtube.com

日本の人形アニメ先駆者である持永只仁の最初の全編人形アニメだが、昔見た時は「歴史的作品なのは判るが、退屈でつまらない」印象だった。ところが今回見直して「実はかなり良い」事に気づけた。

  • 最初に静止した人形で登場人物の紹介をしてから「これだけの人形で、さあ人形芝居のはじまりです」と動き出すのが人形アニメ黎明期らしく新鮮
  • 地味なシーンを含めて1画面で人形4体ほど動かしたり、瓜子姫が織機動かす後ろであまのじゃくが糸巻機を回したり、非常に手間のかかるシーンが多い
  • 背景の日本の古民家が美しく手前の柵など奥行きも感ある
  • 最近のようなバストショットや顔アップは無く、セリフや効果音も少なく、演劇や人形劇をみているよう(派手さに慣れた子供には退屈かも)

ただ16ミリフィルムは音声が半分ほどしか聞き取れず、Youtubeで聞き取れるのは皮肉。

 

五匹の子猿たち

これも5匹の子猿が1画面で動いたり、遊び場でそれぞれ遊ぶのをパンしたり、かんり手間をかけているが、特に興味深かったのは、

  • 頭と尻尾が巨大なユニークな狼の造形(襲われる子猿からの視点?)
  • 新しい遊び場を求めて険しい山に登る際に、細かい失敗をしてから成功する、リアル感ある演技

 

野ばら

(↓ 動画は前半(1/2) が見当たらない!)

www.youtube.com

 

山奥の国境を2日だけで守る兵士だが、やがて戦争が。人物だけでなく柵なども陶器に見える。不思議な映像美。

  • チェスを将棋と訳すナレーションが時代を感じる
  • 小川のキラキラが手前の人物より更に手前にも流れる出崎チック?

 

おこりじぞう

広島の原爆で「わらいじぞう」が「おこりじぞう」になった話。

  • 少女の被爆前後の動きが細かく、ナレーションで「死んだ」ではなく「殺された」と繰り返すのが強い印象を与える
  • 木下蓮三の「ピカドン」同様に近年は全く見なくなった反戦映画

 

てんまのとらやん

もーれつア太郎」の大阪版みたいな作品。当時の「今風」な男性コーラスやドラムなどに逆に時代を感じる。

 

関連リンク

第1~4回

rabit-gti.hatenablog.com

 

第5回

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第6回

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第7回

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第8回

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動画倶楽部の予定と履歴

ameblo.jp

 

以上です。